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目次


刃材について

刃形状について

ハンドル形状について

ネジについて

触点について

ヒットポイントについて

シザースメーカーについて

ハンドル形状について


たくさんの種類があるので迷うのも無理ありません。どのタイプのジャンドルにも共通して言えることは、お客さまのアタマの位置と自分のポジションとシザースの位置で決めればよいのではないでしょうか。もっともラクな状態で手の動きを阻害しないハンドルを選ぶことです。下図はスライスを水平にとった場合のシザースのハンドル角の違いを表したものです。仮に「C」を基準とした場合、「A」はワキが開きヒジも上がります。逆に「E」はワキが閉まりヒジも下がりますのでカットがラクそうに思えます。しかし、スライスを45度の角度でとった場合はどうでしょうか?さきほどまではワキが開いていた「A」が基準値くらいになり、「C」はワキが閉じヒジが下がることになります。しかし、水平のスライスではちょうどよかったハンドル「E」では45度角のスライスは切りにくくなるということです。






シンメトリ メガネともいいます。どちらかといえば美容室のシザースはこちらですが決まりがあるわけではありませんので、オフセットでのシンメトリでもお好きなタイプを選んでいただければと思います。お客さまのアタマの位置と自分のポジションとシザースの位置で決めればよいのではないでしょうか。スライドカット、ストロークカット、エフィラージュカット、および、セニングの正刃と逆刃の両面使いにはシンメトリタイプをおすすめいたします。


オフセット 段違いともいいます。シンメトリに比べ安定感があります。どちらかといえば理容室のシザースはこちらですが、こちらもシンメトリ同様おすきなタイプを選んでいただければ良いと思います。薬指と親指の位置を揃えていないものは全てオフセットハンドルと呼んでいるので、様々な角度のものがあります。この角度によってヒジの角度やワキの空きが変わってきますので、シンメトリ同様お客さまのアタマの位置と自分のポジションとシザースの位置で決めればよいのではないでしょうか。


3D・ツイスト 3Dハンドルとは親指穴側のリング形状を厚みのある大きな立体形状にしたものです。またツイストとは「3D」ハンドルが登場する以前のハンドル加工で、既製ハンドルを曲げることで持ちやすくしていました。3D、ツイストともに、シザースの持ちやすさを重視したものです。


ラクダ(コブ) 一般的には「コブ付きハンドル」とよんでいます。静刃側の人差し指と中指にあたる部分の山です。この山があることでとてもシザースが安定します。


フレックス ルミエールシザース社が特許を保有しています。六角レンチなどで角度を調整することで、使用者の開閉角度にジャストフィットします。構造上パーツが増えることで価格的にも高額になってしまうことと、見た目がメカっぽくなるので敬遠される方が多いようですが、腱鞘炎に悩んでいる方には最適です。また、一般的にシザースは男性の手を基本にして製作されていることもあり女性の手にはあっていませんが、フレックスハンドルであれば女性の手にも合わせることが可能になります。



ハンドルにも色々ありますが、カットシザースは好みのハンドル、セニングシザースはシンメトリハンドルが良いと思います。このほかにも、ハンドルに凸凹をつけることで華やかさとグリップ力を備えたダイヤモンドカットハンドルやジュエリーの装飾のようなものもありますので自分だけのカスタム化もメーカーによっては可能です。
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